Interview先輩たちがスズキを選んだ理由

YOSHIAKI MORINAGA
森永 義章

プレス・溶接生産部
2007年入社
前職:化学メーカーでの生産技術業務
※所属部門は取材当時のものです

良い意味で「大企業らしくない」会社。
未経験分野でも無理なくキャリアを築けるフィールド

Episode 01私の入社動機

妻の出身地・浜松へ。入社後に感じたギャップは
「大きな会社らしくない」ということ

前職は新卒で入社した化学メーカーにて生産技術を行っていました。主に液晶ディスプレイなどに使われるフィルムに塗布する薄膜の技術開発を担当。新卒で入社して7年ほど勤めました。私自身は東京出身なのですが、妻が浜松出身で、これから子育てしていくことを考え、妻の実家の近くで働きたい思ったのが当社に応募したきっかけです。元々小さい車が好きだったことや、スズキは今後ますます需要が高まると言われている小型車に特化しているため、将来性としても申し分ないと感じて当社に入社しました。実は、浜松駅にあるスズキの展示ブースを見るまでスズキの本社が浜松にあるということも知らなかったんですが…(笑)。

自動車メーカーということもあり、面接は堅い感じなのかと思って臨みましたが、予想に反してとてもフレンドリーで穏やかな雰囲気でした。直属の上司となる方が面接してくださったことも、より部署の雰囲気をイメージできて安心しましたね。入社後に感じたギャップは、「大企業らしくない」ということです。大きな組織であればあるほど従来のやり方を変えるのは大変だと思いますが、その点スズキの社員は「どうやったらもっと良くなるのか」を考えている人が多く、まずはやってみようというスタイル。この規模の会社でこれだけの柔軟性があるのは珍しいことではないかと感じています。部署間をまたいで情報を共有する文化もあるので、フラットで風通しの良さも抜群です。きっと、ジョブローテーションにより3年程度のスパンで上司が変わることも、この文化を醸成する要因となっているのだと思います。

Episode 02入社後の流れ

意外な配属先に驚きつつも、
順調にキャリアアップを果たし係長に

配属先は、これまで経験したことがない分野の仕事だったのでとても驚きましたね。全く新しい分野にチャレンジすることになり、ワクワクしたのと同時に不安も少なくありませんでした。実際、入社後はOJTで仕事の流れを学びましたが、最初のうちは苦労することもありましたね。また、「キャリア入社ならある程度の専門知識はあるだろう」と思われることも覚悟していました。そんな中で心がけていたのは、とにかく何でも聞くこと。わからないことをそのままにするのが最も良くないことだと考え、知らないものは知らないと正直に伝え、自らどんどん聞きにいきました。

前職とは畑違いの仕事なので、それまで身につけたスキルが通用すると感じたことはほとんどありません。ただ、仕事の進め方についてはこれまでのやり方を活用できています。業務と向き合う日々の中で、だんだん仕事に慣れてきたなと感じるようになったのは入社から2、3年経った頃でしょうか。その後、2016年にプレス金型担当のチームリーダーに、2018年には係長に昇格。自分としては、「ただ任されたことに真面目に取り組んでいこう」という意識で仕事をしてきただけなのですが、上司や上層部がしっかり見て評価してくれたことが、キャリアアップという形で表れて素直に嬉しかったですね。

Episode 03スズキならではのやりがい

海外工場のスタッフから頼りにされる時に、
大きなやりがいを感じる

生産技術として、プレス・溶接生産部のプレスグループにて中国・インド・東南アジアなどの海外工場を担当しています。プレス金型を経て、現在はプレス設備を担当。主な仕事内容は、設備に不具合が生じた際の対応、予防保全、新規設備の導入に関する手配やフォローなどです。日本にいながらにして不具合の原因を解明しなければならないため、問題の箇所を現地スタッフに撮影してもらって写真上で判断することが多く、現物を見ずに原因究明していくのは大変な面もありますが、海外工場の方から頼りにされた時には大きなやりがいを感じますね。

以前、金型を担当していた時に、新規工場の立ち上げでパキスタンに3ヶ月ほど駐在したことがあったのですが、現地の皆さんが温かく接してくれたおかげで短い期間にも関わらずとても深く信頼関係を築くことができました。帰国の際にはプレゼントまでいただいて、万感の思いでパキスタンを後にしたことは今でも心に残っています。現在は出張する機会が減りましたが、以前は年に2回程度のペースで2〜3ヶ月間の海外出張がありました。近い将来、またパキスタンの皆さんにも会いに行きたいものです。

それから、公道で自分が関わった車が走っているのを見たときにもやりがいを感じますね。社員の贔屓目かもしれませんが、浜松ではスズキの車がとりわけ多く走っているように思います。

Episode 04会社の雰囲気・職場環境

休日もしっかり確保でき、公私ともに充実した毎日。
子どもと過ごす時間も豊富に

ワークライフバランスについても不満はありません。波はあるものの、長時間残業となるようなことはありませんし、有給休暇も毎年しっかり消化しています。プライベートでは2児の父として子育てに追われる毎日。上の子がサッカーの少年団に入っているため、練習や大会の付き添いで親のほうが忙しいほどですが、こうして子どもと関われる時間をしっかり確保できるこの環境に感謝しています。

浜松という地域については、海や川、山などの自然が豊富なので、アウトドア派の方にとってはとても良い場所なのではでしょうか。私はインドア派で、これといった趣味がないので関係ありませんが…(笑)。ただ、妻の実家が近いので、実家との付き合いも増えて妻や子どもたちにとってもベストな環境だと満足しています。

入社時は、これまで経験したことのない部署への配属に戸惑いもありましたが、周囲のフォローもあり無理なくキャリアを積むことができています。また、他部署や海外工場のスタッフ、メーカーの方など、多種多様な人と関わることが増え、人との付き合い方が上手になったことも成長できたことの一つ。特に、海外の人と接するのはこの仕事に就いて初めて経験したことなので、とても世界が広がったと感じています。スズキには質問者に対してきちんと耳を傾けて丁寧に教えてくれる文化があります。自分がキャッチアップしようという意欲さえあれば業界経験のない方も十分活躍していける環境だと思いますね。

私のお気に入りポイント

一人に任される業務領域が幅広く、自分のアイデアや工夫を取り入れながら色々な経験を積んでいけるところが気に入っています。今後の目標は、金型と設備の両方を担当した経験を活かして全体の最適化につなげること。双方の橋渡し役となってより良い環境の構築に尽力していきたいです。