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特集:世界に愛される製品づくり


世界に愛される製品づくり
エンジニア座談会 職場紹介
SPECIAL MESSAGE
SUZUKIの“ディーゼル”で、
これからの世界マーケットを制覇してみせる!
SUZUKIといえば、ほとんどの方が660ccエンジンを搭載した「軽自動車」に強いメーカーというイメージをお持ちのようです。しかし実は、海外に目を向ければ「ディーゼル」でも実績を上げているのです。その現状とこれからのビジョン、さらにSUZUKIでディーゼルを手がける魅力について、設計・実験部門の責任者である加藤と、トラックメーカーから転職してきた五井野、篠田の二人のエンジニアが語ります。
加藤 道浩
四輪技術部門 エンジン設計部 第七グループ長
ディーゼルエンジンの設計・実験部門の責任者 五井野 靖弘
四輪技術部門 エンジン設計部 第七グループ 
2004年11月中途入社
ディーゼルエンジンの設計業務担当 篠田 智 
四輪技術部門 エンジン設計部 第七グループ 
2004年9月中途入社
ディーゼルエンジンの実験業務担当
SUZUKIがディーゼルを手がけているなんて、知らなかった。
五井野
実は私、転職を考えるようになるまでSUZUKIがディーゼルの乗用車を手がけていることを知らなかったんですよ(笑)。
篠田
私もそう。私は以前、トラックメーカーで大型トラックの実験業務を担当していたのですが、乗用車をやってみたいとずっと思っていたんです。そんな時、SUZUKIがディーゼルをやっているのを知って……。
五井野
「これからディーゼル車に力を入れていく」という話を聞いて、これはチャンスだと思って転職したんです。私もトラックメーカーでエンジンの設計をやっていたのですが、そのキャリアが大いに活かせそうだと。
加藤
SUZUKIのディーゼル車は、ヨーロッパではもうかなり活躍しているんだよね。ヨーロッパでは、環境負荷になるCO2排出量が少なく、しかもトルクフルな効率のいいエンジンとして「ディーゼル」が非常に注目されている。高性能車といえばディーゼル、という認識。グローバルメーカーであるSUZUKIとしては、やはりディーゼルも手がけていくべきだと。それでいま、非常に力を入れて取り組んでいるんだよ。
五井野
ヨーロッパでは意外と販売が好調なんですね。正直な話、せいぜい年間1万台ぐらいかなと思っていたら、エスクードは月に4000台も出ている。ちょっと驚きました。
加藤
もともとヨーロッパは、モータースポーツの分野でSUZUKIブランドが浸透している。だから人々の間でSUZUKIに対するイメージはいい。エスクードやスイフトのディーゼル仕様車が結構人気を集めているんだよね。
篠田
すでにヨーロッパで製品化されていて、ヨーロッパのマーケットにあったクルマ作りをしている、というのは私も入社する時、面白そうだと思いました。


「お客様の感覚」を大切にするから、
設計者だって実車でテスト。
加藤
二人ともSUZUKIに転職してから少し時間が経ったけど、仕事はどう?五井野はヨーロッパ向けFRディーゼル車のパワートレインまわりの設計が担当だけど……
五井野
前職に比べれば、はるかに守備範囲は広いですね。ずっとCADにかじりついているような仕事じゃないですし……ときには、シャシーダイナモに自分が設計した試作車を入れて、自分で走らせて音や振動を確かめたり……たとえば、エンジンから発する騒音が何dbとか数字で言われても、ピンと来ないじゃないですか。でも自分で体感すれば、すぐに納得がいく。モノづくりがリアルなんですよね。
篠田
それは実験担当も同じですね。計画を自分で考えて、自分で実験して、評価して、どうすれば改善できるかを設計担当にフィードバックしていく……ただデータを集めて分析するだけの仕事じゃなくて、エンジニアとしての自分の判断が現場でいつも求められる。たいへんですけど面白いですね。
加藤
エンジニアの仕事の幅が広いというのは、SUZUKIの特徴だと思う。でも、たとえば設計者がなぜ実車でのテストにまで関わるのかといえば、CADの上だけじゃ「ユーザーの感覚」が理解できないからなんだよね。お客様の立場にたった商品づくり、というのはSUZUKIの生命線であるし、こうした現場主義を徹底しているからこそ、SUZUKIのクルマは世界で認められているんだと思う。
篠田
「ユーザーの感覚」といえば、テストコースで、開発者が自ら試作車をドライブすることもよくありますよね。そこまでやるのって、きっとSUZUKIぐらいじゃないですか(笑)。
加藤
そうそう、そこのところと、五井野が感じたモノづくりがリアルなところがスズキの特徴でもあるし、強さでもあると思うね。


入社していきなり、
上司から『パスポートを持っているか?』(笑)
五井野
あと前職と決定的に違うのは「海外」にまでフィールドが広がったことですね。入社間もない頃、上司がいきなり『君はパスポートを持っているか?』と。その5日後には、私は上司と一緒にヨーロッパへ向かって飛んでました(笑)。
加藤
そう、君は入社していきなりヨーロッパの自動車メーカーとの打合わせに同行したんだよね。ヨーロッパのメーカーから供給を受けているエンジンの打合せに同席したわけだけど、どうだった?
五井野
10日間ほど滞在したんですけど、その間はずっと現地のメーカーのエンジニアたちと喧々諤々の議論が続きましたね。こちらから「こんなエンジンを開発しよう」とオファーを出せば、向こうは「そのスペックは無理だ」とか、「じゃあ、こんなエンジンはどうだ?」……という感じ。英語もそれほど得意ではないので苦労しました(笑)。でもお互いエンジニアですから、いったんベクトルが合えば、話がまとまるのは早い。でも考えてみれば、エンジンというのはクルマづくりの根本。入社間まもない私が、いわば「商品企画」の段階に関わっているのですから、エキサイティングでしたね。
加藤
篠田はインドだっけ?
篠田
インドで生産、販売するディーゼル車の現地テストのために出張しました。私も上司から『パスポート持ってない?じゃあ、すぐに作ってこい』と(笑)。インドは標高4000m近くの場所もありますし、夏は気温が50度を越えることもしょっちゅう。日本では考えられない条件下でクルマが走ることになるんです。それをテストすることが目的でした。
加藤
現地の高地テストで標高が非常に高いために気分が悪くなっちゃったんだよね?(笑)
篠田
散々でした(笑)。でも、インドの自動車生産会社であるマルチ・ウドヨグ社のエンジニアや、エンジンを供給しているヨーロッパのメーカーのエンジニアたちと一緒に仕事ができたのはいい経験でした。こういう人脈は、おそらく前職では手に入らなかったと思いますから……。


SUZUKI製のエンジンをゼロから作る。
こんなチャンス、そうはない。
加藤
いまインドの話が出たけど、インドはこれから私たちにとって非常に重要なマーケットになっていく。今年末からはインドでライセンス生産していく計画。このエンジンはインドを生産拠点にしてインド国内はもとより、ヨーロッパ市場にも投入していくわけで、これからますます面白くなっていくと思うね。
篠田
私もこれからディーゼルに関する新しい技術をどんどん吸収して、さらに環境にやさしいクルマづくりを追求していきたい。そしてそれを、SUZUKIブランドのディーゼル車に結実させて、世界中に送り出したいですね。
五井野
まだまだSUZUKIのディーゼルは立ち上がったばかりですが、自社エンジンをゼロから自分たちの手でまるごと作り上げていく、という経験はなかなかできるものではない。SUZUKIに転職して本当に正解だったと思いますね。
加藤
まだまだうちの部門はエンジニアが必要。SUZUKIでディーゼルをやってみたいという意欲を持っている技術者なら、どなたでも歓迎したい。その方がこれまで経験してきた仕事と、SUZUKIでできる仕事をしっかりマッチングさせて、やりがいを引き出してあげたいと思っています。ぜひチャレンジしてほしいですね。


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